「老人と犬」ジャック・ケッチャム 扶桑社ミステリー

2006-06-30

Tag :

☆☆☆☆

老人が愛犬と共に川釣りを楽しんでいる。そこへ少年が三人近づいて来た。中の一人は真新しいショットガンをかついでいる。その少年が老人に二言三言話しかけたかとおもうと、いきなり銃口を老人に向け金を出せと脅した。老人がはした金しか持っていないと判るや、その少年は突然、銃を犬に向けて発砲し、頭を吹き飛ばした。愛犬の亡骸を前に呆然と立ち尽くす老人。笑いながらその場を立ち去って行く少年たち。あまりにも理不尽な暴力!老人は“然るべき裁き”を求めて行動を開始する。
                   裏表紙あらすじより



ケッチャムの作品はどうもわたしの好みではなさそうだったので今まで避けていましたが、この作品はそれ程過激じゃなさそうなので読んでみました。

なんといってもテーマがシンプルで一貫してぶれないのが宜しい。老人が望むことはきちんとした謝罪と正当な法による処罰のみ。しかし、それが叶わないとなれば……。でも、彼がここまでけじめを付けようとするのは、ただ復讐の気持ちからだけではなく過去のある出来事が遠因になっているということも物語に奥行きを与えていると思います。抑制を効かせた感情描写とバイオレンスに流されないハードボイルドタッチのストーリーはかなり渋く、妻に先立たれた孤独な主人公の老人はとても格好良く描かれています。

難を言えば、犬を撃った少年とその父親がありふれたタイプだったこととキャリー・ドネルとの恋愛話は必要性がなかったように思われること。なんだかそこだけ浮いてるし…。愛犬家の方は、読み終わったあとで飼っている犬の頭を撫でてやりたくなる話です。

老人と犬 老人と犬
ジャック ケッチャム (1999/06)
扶桑社

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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

「匿名原稿」スティーヴン・グリーンリーフ ハヤカワ文庫

2006-06-29

Tag :

☆☆☆

無実の罪で投獄された男の復讐譚ー弱小出版社の社長の前に忽然と現れた未完の匿名原稿は、ベストセラー確実の傑作だった。私立探偵ジョン・タナーは、著者を突き止め、残りの原稿を手に入れるように社長から依頼された。これは実体験に基づくノンフィクションではないのか?ならば、主人公である作者をはめたのは一体誰なのか、物語と事件の結末は?現実と虚構のはざまから真実を探りだす、知性派探偵タナー登場。
                     あらすじより



期待外れでした。
ストーリー、プロット以前に法律談義、教育談義、社会談義みたいな会話が博士と助手の問答(*朝日新聞日曜版のののちゃんと先生の会話みたいな)みたいでかなり浮いていると思う。作者は読者を啓発か啓蒙でもする気なのか?

プロットのアイデアはとても良いし、その後の展開も興味をそそられ、さらにストーリーを膨らませて欲しかったのに結局後半部分からラストにかけて小さくまとまってしまい驚きがなくなった感じ。なんだか小手先だけで終わったみたいな気がします。
主人公ももうひとつ個性がない。なんだか語るべきことも少なく、印象に残りそうにないミステリでした。

*http://www.asahi.com/edu/nie/tamate/


匿名原稿 匿名原稿
スティーヴン グリーンリーフ (1998/03)
早川書房

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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

「真夜中の死線」アンドリュー・クラヴァン 創元推理文庫

2006-06-27

Tag :

☆☆☆☆

『セントルイス・ニューズ』のエヴェレットは、事故で重傷を負った同僚の代わり
に、その夜死刑になる男へのインタヴュー記事を担当するよう命じられた。ところが
下調べを始めると、事実関係に不審な点が浮上してくる。これは無実では?死刑を止めるべく、皮肉屋の記者が獅子奮迅の活動を開始する。ただ一日に凝縮されたドラマが生む、
出色のスリル。死刑執行サスペンスの逸品!   内容紹介より



この作品の成功は死刑執行までの時間を十七時間余りに設定したことにあるのでしょう。ラティマーの『処刑六日前』 と比べると緊迫感が格段に違う上に、展開の早さが作品の持つ少々の欠点を気にならないものにしています。

二人の主人公、死刑囚ビーチャムと新聞記者エヴェレット。作者には、この静と動(さらに言えば、妻と娘を愛するビーチャムと浮気男のエヴェレット)の対照的なふたりを対比させる意図があったのかもしれないし、ともすれば暗く重くなりがちなシチュエーションを和らげるためにエヴェレットの性格設定をこのようにしたのかもしれません。
しかし、残念なことにビーチャムと較べてエヴェレットの存在感の軽さが悪い意味で際立っていてバランスがとれていないように思えます。キャラクターに深みを持たせるなり、幼い息子を動物園に連れて行ったような私生活のエピソードをもっと書き加えていたらさらに良い作品になったのではないでしょうか。せめてキース・ピータースン名義の作品の主人公ジョン・ウェルズのような人物にして、エヴェレットが事件から学び成長した姿を描いて欲しかったと思いました。
真夜中の死線 真夜中の死線
アンドリュー クラヴァン (1999/11)
東京創元社

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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

「翻訳困りっ話」柳瀬尚紀 河出文庫

2006-06-24

Tag :

☆☆

「翻訳とは実践である」「翻訳不可能なものなどない」 ― この信念のもとに、猫と将棋とビール以外のすべてのものを犠牲にして言葉遊びの翻訳に命を賭ける半猫人の語呂つき翻訳家の毎日。
キャロル、ボルヘス、バーセルミ、E・ジョング……難敵と相対する日々は、来たるべき未踏の作品、ジョイス『フィネガンズ・ウェイク』との対決への序走だ!
                       内容紹介より



海外文学、海外ミステリ好きな者にとってはとてもありがたい存在である翻訳家のエッセイ。
単行本としては1980年、文庫版では1992年と刊行からかなり時間が経っていて、現在品切れ状態のエッセイについて、あれこれ言うのはどうかとも思うのですが、個人の感想文なのでまあ良いかと…。また、著者は最近、ロアルド・ダールの『チョコレート工場の秘密』の新訳でいろいろな意味で話題になった翻訳家でもありますしね。

このエッセイを一概に面白くないとは言いませんが、それでも著者が思い込んでいるほど面白いわけでもない。本を放り投げる読者もいることでしょう。
この面白くもなくはないところがこの人の微妙なところで、なかなかだと思わせる意見や主張が饒舌さの中に散在してもいるのです。が、しかし、それは浜辺の砂のような無味乾燥な言葉に埋もれているので掘り出すのに根気が要ります。
著者は他の翻訳家にあれこれ言及するのが好きなのか(『チョコレート…』のあとがきのなかで田村隆一氏の旧訳に触れたように)、本書でもアップダイクの『結婚しよう』の翻訳家に対して批評あるいは批判文を書いています。

最後に言わせてもらうと、句点のないただ文字を連ねただけの長文は意味のない駄文でしかない。
翻訳困りっ話(ぱなし) 翻訳困りっ話(ぱなし)
柳瀬 尚紀 (1992/11)
河出書房新社

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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

「ネコ派のためのミステリ短編集 猫の事件簿」ピーター・ラヴゼイ 他 二見文庫

2006-06-16

☆☆

賢くて、どこか謎めいた雰囲気のある猫には、ミステリがにあう。
無神経な妻と手のかかる飼い猫に悩まされる男がとった意外な解決方法を描く、P・ラヴゼイの「ジンジャーの終着駅」、競走馬の厩舎の飼い猫が毒殺された謎を解く、ジョン・L・ブリーンの「名馬育成法」など一流のミステリ作家陣が猫をテーマに書き下ろした、ネコ派にもミステリ・ファンにもおすすめの17編のアンソロジー。
内容紹介より



ラヴゼイの作品は、主人公に馴れ馴れしくしてくる男の存在が無気味なのは効果的なのですが、このオチはどうなんでしょうか。

完成度が高いと感じたのは、「スキャット」バーバラ・ポールです。CMソングを歌うアルバイトをしながら、バーでジャズを歌うテス。彼女と暮らす、研究所で実験動物にされていたため人間を憎んでいるヒューゴーという猫。猫の描写にひと工夫あり、ストーリーにもドラマがあって他の作品とは違っていました。

甥が伯母(叔母)さんを殺害しようと企てるミステリといえばハルの『伯母殺人事件』が有名ですが、本書にもそういう設定のものが沢山ありました。どうも、この設定はあちらではパターン化しているみたいですね。
必ずしも甥が悪役ではないものもありますが、伯母(叔母)と猫と甥が登場する作品は以下のとおりです。

「猫は幽霊がきらい」ビル・ブロンジーニ
「名馬育成法」ジョン・L・ブリーン
「いたずら猫の大作戦」ドロシー・B・ヒューズ
「猫屋敷の悲劇」ビル・クライダー
「甘党のアルキメデス」ジーン・デウィース&バーバラ・ポール

猫の事件簿―ネコ派のためのミステリ短編集 猫の事件簿―ネコ派のためのミステリ短編集
ピーター ラヴゼイ (1994/04)
二見書房

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テーマ : 猫の本・雑誌
ジャンル : 本・雑誌

「黄昏にマックの店で」ロス・トーマス ハヤカワ文庫

2006-06-13

Tag :

☆☆☆☆

CIAの協力者が未発表の回想録を遺して死んだ。その葬儀の直後から、息子の元刑事グラニーの周囲の状況は急変した。父の愛人、旧友が殺され、CIAと匿名の人物が回想録の買収を申し入れてきたのだ。内幕暴露を恐れる者が暗躍しているらしい。命をも狙われ始めた彼は、回想録を餌に反撃の罠を張るが……虚々実々の駆け引きをスリリングに描く巨匠屈指の傑作                 あらすじより



重厚というよりは濃厚なロス・トーマスの作品。プロットはそこそこだけれど登場人物が魅力的だからなのか(この問題は解説で典厩五郎氏が取り上げています)。ロス・トーマスはプロフェッショナルな世界を描くのが上手いと思うのですが、この作品でも真にアマチュアなのは大学を卒業したてのエリカ・マコークルのみで、あとは海千山千の人物ばかりです。

彼らはプロのルールを持ち、そのルール上でものごとを進めていくのですが、一方、スケールが小さく破綻がないというか、読んでいてハラハラしません。たとえば、〈マックの店〉の共同経営者のひとりであるマイケル・パディロの存在が大きく、頼り甲斐あり過ぎ。そのせいで、主人公グラニー・ヘインズが主人公に成りきれていないような印象。ヘインズも元殺人課刑事というかなりな経歴を持ちながら、このパディロの前だと小物に見えてしまうくらい。ここがこの作品の弱いところではないでしょうか。どうせならしがない俳優だけの設定にしておけば良かったかも。

また、せっかくプロに対比させるべきアマチュアのエリカ・マコークルを登場させたのに、ほどなくヘインズとベッドインさせて、以後の扱いはただの情婦みたいな役割にしてしまった辺りは残念。女性作家が書いていたらもっと活躍させていただろうに。

黄昏にマックの店で 黄昏にマックの店で
ロス トーマス (1997/02)
ミステリアスプレス

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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

「ボビーZの気怠く優雅な人生」ドン・ウィンズロウ 角川文庫

2006-06-08

☆☆☆☆

海兵隊あがりの冴えない泥棒ティム・カー二ーは、服役中の刑務所で正当防衛のためにヘルズエンジェルズの男を殺し、塀の中にいながら命を狙われる身となった。生きのびる道はただひとつ。ティムの容姿が、南カリフォルニアの伝説的サーファーで麻薬組織の帝王、ボビーZにそっくりであることに目をつけた麻薬取締局の要求を飲み、Zの替え玉となることだった。愛すべき悪党どもに、ミステリアスな女。波の音と風の匂い。気怠く心地よいグルーヴ。ウィンズロウが新境地を切り拓いた最高傑作!
                     あらすじより



ニール・ケアリー・シリーズ終了後に移籍先から刊行された第一弾だそうです。訳者あとがきに本書に対するカール・ハイアセンの褒め言葉が引用されていますが、『ストリート・キッズ』などケアリー・シリーズでは感じなかったけれど、この作品はハイアセンの作風というか傾向が似ているように思いました。但し、あれほど癖はありませんが。ボビーZ伝説の語り部であるワンウェイの存在とか、かなりエンターテイメントしているところとか、フィルターのかかった悪役の描き方とか。ハイアセンが誉めるのもむべなるかなといったところですが、マイクル・コナリーやなんとロバート・B・パーカーまでが絶賛しているなんて…少々絶句。

確かに面白くて楽しめるアメリカ風エンタメ系ミステリ?冒険小説?で痛快で爽快です。
唯一気になるのは、ドブネズミくらいの値打ちしかないへたれな主人公が、いきなりランボーも顔負けの良心的人間戦闘兵器に変身してしまう場面です。そこはいくらなんでも無理があるのでは。やはり葛藤なり心の変化にもう少しページを割いて描き込んだほうがそこら辺りを納得させられたと思うのです。ケアリー・シリーズには500ページほど費やしているのですから、できないわけではないでしょう。あるいは、エージェントか出版社の関係で原稿枚数を減らされたのでしょうか?ありえないけど。
ボビーZの気怠く優雅な人生 ボビーZの気怠く優雅な人生
ドン ウィンズロウ (1999/05)
角川書店

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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

「ミス・メルヴィルの決闘」イーヴリン・スミス ハヤカワ文庫

2006-06-06

☆☆☆

ミス・メルヴィルは、政府の秘密機関で働くアンドリューから暗殺の仕事を依頼された。標的は血も涙もないと恐れられる独裁王国の王妃だという。一度は断ったミス・メルヴィルだが、王妃の意外な正体を知るにおよんで銃を手に取ることを決意。が、なんと相手の王妃も彼女の命を狙っていたのだ。刻々と対決の時は迫る!シリーズ最大の敵が登場する第四弾。               あらすじより



相変わらず怒りを押さえて上品ぶる態度が鼻に付きました。そんなに家政婦のミシェルが気に食わないなら、さっさと首にしてしまえ、と思いました。この作者は現実でも信頼できる人間が周りにいないのではないのか、と勘ぐってしまうほどミス・メルヴィルが好印象をもつ人物は登場しませんね。
結局、わたしは最後まで主人公メルヴィルとは相性が合わずじまいでしたが、シリーズの中では本作が一番単純で面白かったように思います。お互いの遺恨を晴らすために、有名高級デパートの中で中年女性が殺し合うなんてブラックジョークの世界ですね。深夜のデパートで延々と死闘を繰り広げてくれたらもっと良かったのに、あっけなく終わったのは残念。前作の『復讐』ではメルヴィルがファザコン気味なのが感じられましたけれど、今回の敵役ベリーへの恨みはエレクトラコンプレックスが変質した感情なのでしょうか…。

これがシリーズ最後なので、さらば、ミス・メルヴィル。
ミス・メルヴィルの決闘 ミス・メルヴィルの決闘
イーヴリン・E. スミス (2005/11)
早川書房

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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

「鉄道探偵ハッチ」ロバート・キャンベル 文春文庫

2006-06-02

Tag :

☆☆

午前4時20分、人家も明りひとつない中西部の荒野を水びたしにする豪雨のなか、列車はデンヴァーに向けひた走る。だれかが非常ブレーキを引いた。オマハの鉄道探偵ジェイク・ハッチの出番である。車輪の下には上半身と下半身、まっぷたつの死体が…。駅ごとに町があり、人間のにおいがする、中西部のハードボイルド・ミステリー
                     あらすじより



ペンギンも陸に上がったら海中のような精彩がなくなるように、この探偵ハッチも列車から降りたらただのトドかセイウチ状態か。自分が持っているハーレムの女たちを自分の都合で訪ねていくしか能がないみたいな男です。ラブシーンが具体的に描かれていないのが救いですが(これをやってるミステリ作品の意味が分からない)、もう少し主人公に人間的魅力がないと読んでいてつまらないし、退屈です。それに、やはり列車内の犯罪を列車内で解決する話のほうが、いわゆる“鉄ちゃん”たちにもうけると思いますし、スピード感が出たのではないでしょうか。列車のシーンはさわりだけだし、以後の展開はかなり間延びしています。同一人物のものと思われていた遺体が、検死の結果、上半身は男性で下半身は女性だった、とかなり驚愕のシチュエーションがありますが…。唯一、盛り上がったのはその場面だけみたいな感じです。

『ごみ溜めの犬』ロバート・キャンベル 二見文庫





鉄道探偵ハッチ 鉄道探偵ハッチ
ロバート キャンベル (1990/05)
文藝春秋

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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

「猫と鼠の殺人」ディクスン・カー 創元推理文庫

2006-06-01

☆☆☆

猫が鼠をなぶるように、冷酷に人を裁くことで知られた高等法院の判事の別荘で奇々怪々の殺人事件が発生した。被害者は判事の娘の婚約者で、しかも現場にいたのは判事ただ一人。法の鬼ともいうべき判事自身に、皮肉にも重大な殺人容疑がふりかかったのだ。判事は身の潔白を主張するが状況証拠は不利になるばかり。判事は黒なのか白なのか?
そこへ登場したのが犯罪捜査の天才といわれる友人のフェル博士。意外な真犯人と、驚くべき真相を描くカー会心の本格ミステリ。   あらすじより



タイトルに引かれて購入しましたが、猫は一匹も登場しません。
猫と鼠が共謀して人を殺してしまうミステリならユニークなのでしょうが、恐れ多くもカー先生ですからそんなとぼけた話を書くはずがありませんね。

カーの作品て昔読んだけれど内容なんて当然忘れていますが、なんだか昔の印象(暗くて重い、しかもヴァン・ダイン とごっちゃになっている)と違うなと思っていたら、彼の作品のなかでもやや異色みたいですね。

本作は代表的傑作ではないから、カーのBEST5には入らないけどBEST10にはノミネートされるんじゃないか、みたいなことを訳者の厚木淳さんがあとがきに書いています。
確かに、判事とフェル博士の関係やプールでの出来事なんかは納得がいかなかったりします。でも、死体の下にあった赤い砂の謎やフェル博士がこだわった被害者の所持品とかには正統本格ミステリって感じがして楽しめました。古典と言われる作品を読んでみるのも、ノスタルジックな気持ちになってたまには良いものです。

この作品は『嘲るものの座』という題でハヤカワ・ミステリからも出ています。
猫と鼠の殺人 猫と鼠の殺人
厚木 淳、ディクスン・カー 他 (1981/04)
東京創元社

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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

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