「きらきら」シンシア・カドハタ 白水社

2007-09-26

Tag :

☆☆☆☆


アメリカ南部の工場で働く日系二世の両親と美しく聡明な姉娘リン、ひょうきんな妹ケイト。一家の深い家族愛と彼らにふりかかる苦難を透明な文体で描いた日系女性作家の感動的な小説。内容紹介より



シンシア・カドハタ初のヤングアダルト作品だそうです。著者の名前は常盤新平氏のコラムで知りました。

「姉のリンが、わたしに最初のことばを教えてくれた。「きらきら」。(中略)わたしはそのことばが大好きだった。大きくなると、好きなものはなんでも「きらきら」と呼んだ。きれいな青い空、子犬、子猫、ちょうちょ、色つきクリネックス」本文より

姉想いの少女ケイトの心情がとても切ない。いままで自分にしか向けられていなかった姉の目線が、姉に女友達ができて軽んじられたり、庇護者であった姉が病気になることでこれまでの世界とか関係が崩れたりする。
弟の誕生と病床に付いた姉という状況は、ケイトの立場を庇護されるものから庇護するものへと変化させる。さらに、姉の病気に打ちのめされ、彼女一辺倒になる両親の存在もある。これらの環境の劇的変化は、ケイトのなかで姉を中心とした「きらきら」した世界が終わり、苛酷で矮小な現実的な世界に彼女の身を置かせることになる。

ケイトの「きらきら」が急速に色あせてしまう事情、また、その「きらきら」を取り戻す過程は彼女の心の成長を表しているのでしょうが、透明感のある「きらきら」した世界のエピソードのみで物語を綴っても良かったのではないかと思いました。姉の病気とその後の流れがありきたりなだけにもったいないような気がします。60年代のアメリカにおける日系人の社会的立場が描かれていて考えさせられました。


きらきらきらきら
(2004/10/25)
シンシア・カドハタ代田亜香子

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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

「腰ぬけ連盟」レックス・スタウト ハヤカワ文庫

2007-09-23

☆☆☆☆

その日の新聞は作家チャピンの小説が猥褻か否かをめぐる裁判で賑わっていた。このチャピンこそネロ・ウルフが調査を依頼された事件―贖罪連盟なる団体のメンバーが次々と怪死した事件の鍵を握る人物だった。メンバーに送られてくる脅迫状はチャピンが書いたものらしい。彼の過去には脅迫を裏づける重大な理由が隠されていた。やがて連盟の中に新たな犠牲者が……。ユーモラスな筆致と鋭い性格描写、美食家探偵の本格推理。内容紹介より



ミステリ小説において探偵役以外の登場人物は読後、急速に影が薄れますが、このチャピンはなかなか印象深くて記憶に残る人物だと思います。少し大げさですが、この小説全体がチャピンの人生を描いているような気がします。ここら辺は純文学志望だったスタウトの才能の片鱗がうかがえるのかもしれません。

探偵小説としては、処女作『毒蛇』に続く二作目だそうです。『毒蛇』がものすごく物語に入り込みにくくて読むのに難儀したのに較べると本書はかなり改善されていますが、それでも読みづらいです。それは、一種の安楽椅子探偵ものでウルフの部屋におけるやり取りがメインになり場面転換が著しく少ないこと(この閉塞感が閉所恐怖症気味なわたしには苦手です)、それと、どうしてウルフはアーチー・グッドウィンを首にしないのかと思わせるほど口やかましいこの助手に原因があるような気がします。彼の子供じみた態度と軽口にはかなりうんざりします。もう少し雇い主を敬えと言いたい。

物語の謎は、“W.L.D”の有名なミステリを当初から思い起こさせる(本書の方が古いけれど、あっちを先に読んでいるため)ので意外性はありませんでした。


腰ぬけ連盟 (ハヤカワ・ミステリ文庫 35-2)腰ぬけ連盟 (ハヤカワ・ミステリ文庫 35-2)
(2000)
レックス・スタウト

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テーマ : 海外ミステリ
ジャンル : 本・雑誌

『長くつしたのピッピ』アストリッド・リンドグレーン ポプラ社文庫

2007-09-18

Tag :

☆☆☆

ピッピはとても元気な女の子。ウルトラスーパー少女、世界一の力もち。馬なんて、かるがるもちあげてしまいます。そのうえ、とてもかしこい子で、ずっとおとなです。さりげない思いやりにみちています。ただむちゃくちゃないたずらっ子ではないのです。ピッピのすることは、わたしたちが望んでいることなのです。内容紹介より



嵐の日に父親が船上から行方不明になり(娘が突き落とした可能性あり)、屋敷と大量の金貨を相続し、悪の手先にしようと隣家の姉弟に近付いてたちまち懐柔してしまう。
馬を素手で持ち上げたり、牧場の牡牛の角を折ったりする動物虐待を行い、小学校の先生に暴言を吐き、少年たちに暴力を振るい、警官たちに公務執行妨害を働き、泥棒に金貨を与えたり、サーカスの興行に乱入するという傍若無人の振る舞い。火事場で人命救助をした事件もそれこそマッチポンプの疑惑がある。
まさしく無気味な小猿を従えた怪力を持つ虚言癖のある少女のピカレスク小説。

以上、本書にミステリという偏光フィルターをかけて概略してみました。当然、ミステリファンのバイアスをかなり加えていますので、真の内容とはものすごくかけ離れた記述になっておりますことをご了承下さい。


長くつしたのピッピ (ポプラ社文庫)長くつしたのピッピ (ポプラ社文庫)
(1990/04)
木村 由利子安藤 由紀

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テーマ : 読書メモ
ジャンル : 本・雑誌

「悲しみの四十語」ジャイルズ・ブラント ハヤカワ文庫

2007-09-16

Tag :

☆☆☆☆

子供を失った悲しみは、四十の言葉を連ねても言い尽くせない―カナダの田舎町で起きた、十代の若者ばかりを狙った残忍な連続殺人。残された家族を思うと捜査を担当するカーディナルの心は沈んだ。そんな折、署内の不正を暴く特別調査室でカーディナルの過去を探っていた女刑事が、異動で新しい相棒になった……内憂外患のカーディナルが辿りついた、身も凍る真実とは? 英国推理作家協会賞シルヴァー・ダガー賞受賞作。 内容紹介より



サイコ・サスペンス寄りの警察小説。
妻が心の病に冒された主人公に犯罪者との内通容疑が掛かり、その嫌疑を内偵する女性刑事が部下として配属されるというかなりシビアで特別な状況設定ながら、くよくよ悩む事が多くてちょっと主人公のキャラクターが平凡な印象です。もう少し個性的なキャラクターでないと状況と釣り合いが取れない気がしました。物語は面白くなくはないけれど、作品全体の仕上がりに特徴が感じられませんでした。展開が読めてしまう場面もあるし。

それから、登場人物の背景描写にストーリーとは関係のない不必要な記述があったりします。例えば、女性刑事が被害者の葬儀に参列した時、十代の頃の苦い思い出を回想する場面(p96)など前半部分に目に付きます。また、重要な人物かと思っていた刑事が以後、全く登場しなかったりして…。

カナダを舞台にした警察小説で主人公がくよくよしているCWA賞受賞作家つながり
『煙が知っている』エリック・ライト
『オールド・カントリーの殺人』エリック・ライト


悲しみの四十語 (ハヤカワ・ミステリ文庫)悲しみの四十語 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
(2002/07)
ジャイルズ ブラント

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テーマ : 海外ミステリ
ジャンル : 本・雑誌

「メグレ、ニューヨークへ行く」ジョルジュ・シムノン 河出文庫

2007-09-11

☆☆☆

定年退職して悠々自適の生活をしているメグレのところに、アメリカの大富豪の息子が訪ねてくる。最近父親の身に異変が起こったらしい、自分といっしょにニューヨークへ行ってほしい、というのだ。ところが、ニューヨークに着いたとたんに青年は姿を消し、父親の方はメグレを避けようとする。青年の口車に乗ってアメリカに来たことを悔みながらメグレの捜査は始まる。内容紹介より



所変われば品変わるというか、このメグレ・シリーズもニューヨークに来るとハードボイルド・タッチになっていて可笑しかったです。ニューヨーク到着と同時に行方不明になった怪しい依頼人の青年、不自然なほど無愛想な彼の父親、いかがわしい雰囲気のその秘書、そして、ギャング。これに、謎の美女とブラックジャックによる後頭部へ一撃が加わればまさしくハードボイルドになっていたでしょう。テーマはロス・マク風な感じもあるようなないような。

全てがアウェイのメグレ。アメリカにも彼の評判は届いているけれど、退職した身なので当然権力はなく、協力してくれるのは個人的な知り合いの警部だけ。さらに、強権的なフランスの警察と比較して「自由」という言葉に表される人権を重視せざるを得ないアメリカの警察の違いにも困惑したりする。

ところで、二十年間ピエロをしていたロナルド・デクスターというメグレが雇った私立探偵はかなり秀逸なキャラクターで、酒が入ると泣き上戸で自己嫌悪に陥り、悲観論者で救い難いほど陰気で気が弱いくせに大食漢な彼とメグレとのやり取りにはかなり笑わされました。シムノンはこういう滑稽だけれどもちょっと哀れな(まさしくピエロみたいな)登場人物を創り出すのが上手ですね。


メグレ、ニューヨークへ行く (河出文庫)メグレ、ニューヨークへ行く (河出文庫)
(2001/03)
ジョルジュ シムノン

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テーマ : 海外ミステリ
ジャンル : 本・雑誌

「メグレと老婦人」ジョルジュ・シムノン ハヤカワ文庫

2007-09-08

☆☆☆☆

小雨降る九月の朝、列車を待つメグレ警視は昨夜の事を回想していた。可愛い老婦人が彼を訪れ、自分の毒殺を企んだ犯人を調べてくれと訴えたのだ。彼女は睡眠薬の常習者で、ある夜、偶然に薬を飲んだメイドが死んでしまった。犯人が狙ったのは自分だと彼女は主張した。が、彼女を訪ねたメグレを待ち受けていたのは、憎しみあう老婦人の家庭の複雑な人間関係だった。フランス文壇の驍将が独自の心理的手法で描破する本格篇。内容紹介より



物語早々の、メグレが海辺の町へ行くために小駅で乗り換えの汽車を待っている時、子供たちが持っている小えび採りの網を見て、ふいにわき上がってきた海の匂いや波の響きを感じて過去に想いがさかのぼる場面はまるで“紅茶とマドレーヌ”から始まる小説を彷佛とさせたりして。このリリカルな短い場面は印象的でした。

メグレが子供の頃に望んでいたような「絵本の中のような世界」、つまり「そこには幸せな徳の高い人々だけが住んでいて、その人々にとっては平和と喜びだけしかない」ような世界と思いたい避暑地の町で起きた「汚らわしい事件」に彼ががっかりするところ。裏舞台をのぞいて人生をすごしたメグレなのにまだそういう気持ちが残っているところ。他の作家ならアイロニカルで、斜に構えた台詞でも言わせそうなのに、メグレの素直な感情の表現が印象的でした。メグレの中に残っている子供じみた世界観と現実とのギャップの他に、母親の誕生日に集まった家族たちのうわべと奥に潜む真意、さらに、持てる者とそうでない者との対比が上手く描かれていると思いました。




メグレと老婦人 メグレと老婦人
ジョルジュ・シムノン (1976/11)
早川書房

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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

「赤い惑星への航海」テリー・ビッスン ハヤカワ文庫SF

2007-09-03

Tag :

☆☆☆

時は21世紀。大恐慌の余波でNASAは民間企業に売却され、米ソ共同火星飛行計画は実現間際で破棄されていた。だが、誰もが忘れていたこの計画に、ハリウッドが目をつけた!人類初の有人火星飛行を映画に撮ろうというのだ。かくして、元宇宙飛行士や映画スターを含む撮影隊が火星へ赴くことになるが……? 航海の行く手に待ち受ける数々の冒険をドラマチックに描き、SF黄金時代を彷彿させる、心ときめく宇宙小説! 内容紹介より



これはテリー・ビッスンに限らずSFを読んで感じることですが、行ったことも見たこともない宇宙空間や惑星の様子を描写する作者の想像力にはとても感心します。しかし、想像力の乏しいわたしは作者が創りあげたイメージを、なかなか頭の中で再現出来ていないのですが…。

SFというよりファンタジー系だった『世界の果てまで何マイル』や不思議系短篇集『ふたりジャネット』からすると、本書はスタンダードなSF作品です。訳者あとがきに、この物語を書いたいきさつを書いたビッスンの文章が引用されています。ところで、火星への旅は往復36カ月かかるため乗員を冬眠状態にするのですが、冬眠誘因物質は冬眠中の熊から分離された設定になっています。そして、《熊》といえば奇作「熊が火を発見する」(『ふたりジャネット』収録)、どちらの作品も1990年に発表されています。まあ、それだけの話なんですけどね。


赤い惑星への航海 赤い惑星への航海
テリー ビッスン (1995/09)
早川書房

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テーマ : SF小説
ジャンル : 本・雑誌

「危険なカリブ海クルーズ」ジェイン・ヘラー 扶桑社ミステリー

2007-09-01

Tag :

☆☆☆

亭主と離婚した仲よしブロンド美女三人組、エレイン、ジャッキー、パットが、マイアミからカリブ海クルーズの旅に出た。だが船内からニューヨークの上司に電話したエレインは電話の混線で秘密の会話を聞いてしまった。もと亭主に別れた妻の殺害を依頼された殺し屋が船内にいるのだ!しかし、その女性が魅力的だったので、殺しをためらっているらしい? 標的はあたしたちのだれなの? いいよる男すべてが怪しく思えてきて……? 恋あり、サスペンスあり、おもいきり楽しいユーモア客船ミステリー! 内容紹介より



別れても元夫に未練があったり、自分自身の女の魅力を男によって再確認したがっていたり、少女時代のトラウマにより男性不振になっていたりする三人の中年女性たち。

この三人の女性の中で誰が狙われているのか?、近付いてくる男たちの中の誰がヒットマンなのか?登場人物たちはかなり類型的ながらも判り易く描き分けられていて読みやすいです。
ロマンス、サスペンス、ユーモアの三拍子を目指した作品、ながらユーモアの部分がいまひとつ成功しているとは言いがたいような。豪華客船という限られた空間の中で、加害者となる人物も被害者となる人物も明らかでない状況を作り出したのだから、サスペンス重視でストーリーを進めればもっと面白い作品になったのではないかと思ったりもします。ヒッチコックの映画みたいになったかもしれないのに残念。

517ページと適度に長く、夢中になって読み切ってしまうほど面白いわけでもないので、夏休みも終わりましたがカリブ海クルーズの計画を立てている方にお勧めかも。


危険なカリブ海クルーズ (扶桑社ミステリー)危険なカリブ海クルーズ (扶桑社ミステリー)
(1998/07)
ジェイン ヘラー

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テーマ : 海外ミステリ
ジャンル : 本・雑誌

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