『森の死神』ブリジット・オベール ハヤカワ文庫HM

2016-02-29

Tag :

☆☆☆☆

パリ近郊の静かな町。36歳のエリーズは爆弾テロに巻き込まれて全身麻痺に陥り、目も見えず、口もきけなくなった。そんな彼女がある日、幼い少女から奇妙な話を一方的に聞かされる。「森の死神」が次々に男の子を殺していると。やがて少女の話が事実らしいとわかるが、エリーズにはなすすべがない。そしてサイコキラーの魔手が彼女にも!多彩な作風とミステリ巧者ぶりで注目をあびる著者の、フランス推理小説大賞受賞作 内容紹介より



爆弾テロによって目が見えず、口がきけなくなった、全身麻痺のヒロインに残った機能は聴覚と左人差し指を動かせることだけです。この設定がストーリーを非常に興味深くしています。ワインやビールが欲しいのに不味いハーブティーを飲まされたり、聴きたくもない文学のカセットテープを聴かされたり、彼女がいないかのように周りの人間が話していたり、といったまったくの受け身の状態であったり、他の人物の容姿や服装が判らず声によって想像するしかない(このことは彼女が語り手であるために読者にとっても当てはまります)こと、左人差し指の上げ下げでイエスとノーを表すことができることなど。彼女の感じる喜怒哀楽やもどかしさや恐怖がとてもよく伝わってきていると思いました。ミステリ部分がそれほどずば抜けているわけではないので、ヒロインのキャラクターを含めた造形によってかなりの魅力が加えられている作品のような気がします。

ブリジット・オベール




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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

『コールド・ファイア』ディーン・R・クーンツ 文春文庫

2016-02-26

Tag :

☆☆☆

どこからともなく現われ、あわやの瞬間に人命を救い、ジムとのみ名乗って消えた男。驚くほど青い眼をした男。目撃した女性記者ホリーが調べると、“奇跡の救出劇”は頻々と全米各州にわたって行われている。男はどうやって危難を予知するのか?何が男をそうさせるのか?職業意識を超えてホリーは男の謎に魅かれてゆく。 上巻内容紹介より



作品ごとにテーマや趣向を変えてくるクーンツですけれど、本書はスーパーマンから派生したみたいなファンタジー作品といったところでしょうか。青い瞳を持った白人男性が突然事件や事故現場に現れて間一髪で人々を救い出す、そして、それを現場で目撃した女性記者が彼と親密になるというスタイルです。時と場所を選ばない数々の救出劇を行うその男は天啓を受けたがごとく、彼にも分からないものからの知らせで行動している設定です。女性記者の調査で過去の彼の活躍が明らかになるのですが、一方、なぜその人物を救ったのか、どうして同じ事件の他の人物を救えなかったのか、という謎も浮かび上がります。そして、男がうなされ、女性記者にも伝染したかのような不気味な夢の意味とは……。物語は前半の華々しい男の活動から、後半は彼の謎を解くために内なる旅へと移っていきます。男は彼女の手を借りて魂の救済を果たすのですけれど、個人的には無難だけどこじんまりと帰結してしまって、もう少しダイナミックに盛り上がる展開か破天荒な流れになっても欲しかった感じがしました。

ディーン・R・クーンツ




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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

『南極大氷原北上す』リチャード・モラン サンケイ文庫

2016-02-22

Tag :

☆☆☆

1995年、海底火山が爆発し、スペインほどもの大きさの南極ロス棚氷が、大陸から切り離され太平洋を北上し始めた。放置すれば、ロス棚氷よりさらに巨大な南極西氷床も水没し、地球の水位は6メートルほども高くなる。襲いくる大津波と地球滅亡の危機―に、世界中がパニックと化した。これを機に世界制覇をもくろむソ連と、それを阻止せんとする米国が暗闘……。新鋭が綿密な取材をもとに、最新の科学データを駆使して描く、雄大な近未来海洋スペクタクル巨編!! 内容紹介より



1986年に発表された、1995年を舞台にした近未来パニックスリラーというのは『ダラスが消えた日』と同様ですけれど、本書の方が世界的自然災害としてはスケールが大きいです。南極大陸の近くの海底火山が噴火し、南極大陸から切り離された大氷原が太平洋を漂う。物語は、それに遭遇した日本の漁船団、大津波を予知したマオリ族の長老、南極大陸の女性科学者とその夫の新聞記者、彼女の父親の元海軍提督、ソ連の南極研究所所長、そして棚氷を軍事基地として利用して世界の覇権を握ろうと企てるソ連とそれを阻止しようとする米国、これらの視点から描かれていきます。世界各地の沿岸部が洪水の被害にあい、棚氷の下での原潜の事故、さらに、膨張した海底火山が大規模な爆発を起こす兆しを見せるという具合に読者の危機感を煽っていきます。
パニックスリラーものに常道であるカットバックを用い、テンポよく大変読みやすい作品になっていますが、ただ、なんだかダイジェスト版を読んでいるかのような印象も受けてしまいました。




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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

『凍える遊び』ロシェル・メジャー・クリッヒ 創元推理文庫

2016-02-19

Tag :

☆☆☆

連続毒殺事件。被害者の性別や人種はまちまち。犯行はきまって木曜。しかも死体のそばにはドル紙幣と銀行の入金票が―手腕を買われ、ロス市警特捜部に抜擢されたジェシーは、男性刑事たちとの軋轢に耐えながらも、犯人の正体とその目的に迫っていた。だが毒殺魔が、死を賭けたゲームの“盤面の敵”に彼女を選んだとき……アンソニー賞受賞の大型女流がはなつシリーズ第一弾! 内容紹介より



人種も性別も年齢も職業も様々な被害者たち。毒殺魔はクロロホルムで彼らを抵抗できない状態にし、毒薬を注射して死に至らしめる手口をとる。被害者には暴力を受けたり、死後に損壊された猟奇的な痕跡は見当たらず、現場にはドル紙幣と銀行の入金票あるいは駐車券が遺されているという奇妙な連続毒殺事件を扱った警察小説です。家庭内における子供への虐待がテーマになっていて、犯人と主人公である女性刑事ともに子供時代に親からの虐待を受けているという設定です。その体験が犯人の犯行動機に繋がり、主人公が密かに怯える“虐待の連鎖”の原因となり、そして、そのことは彼女の妹家族にも暗い影を落としているが判明するというもの。犯人が仕掛けてくる犯行はまさしくゲームそのものみたいにユニークで、その謎を解き明かしていく主人公たちの捜査も読み応えがあります。主人公のロマンス部分は要らないし、他の登場人物にもうちょっと肉付けがあればと感じましたけれど、作者の才能が感じられる、かなりしっかりした正統派警察小説だと思いました。




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ジャンル : 本・雑誌

『冬山の追撃』デイヴィッド・ポイヤー 創元ノヴェルズ

2016-02-15

Tag :

☆☆

狩猟に反対し、銃など手にしたこともない息子が、雪深い森のなか死体で発見された。大学教授の父親は、狩猟事故と断定した狩猟監督官の判断に疑問を抱き、みずから犯人捜索に向かう。だが、まず犯人は見つからないだろうと説明を受け、逆上した。そして犯人に対する怒りがハンターそのものに対する怒りへと膨れ上がった彼は盗んだライフルでハンターたちを片っぱしから射殺し始めた。冬山を舞台に繰り広げられる決死の追跡劇! 内容紹介より



よそ者に対して排他的でありながら、狩猟期間中はハンターたちが町に落とす金に依存して暮らす住民たち。そして、単なる娯楽として動物を狩るためにやって来るハンターたち。狩猟反対活動をしていた息子の死を契機に、復讐として、また、狩猟を止めさせるために父親がハンターを狩り始める。その真相に気づいた老ハンターが彼を雪山に追うという狩り狩られるマンハントの話。
ジャンルとしては冒険小説になるのでしょうがほとんどときめかない。その原因は、主人公のひとりである父親が罪もないハンターを射殺してまわるという理不尽さにあるのですけれど、さらに老ハンターともども二人の追想、内省、傍白が多いことでテンポが間延びして感じられることにあるような気がしました。単なる自然描写については優れていると思うのですが、自然から受ける困難や野生動物との絡みなど、対決する二人以外のエピソードが乏しく、たたみ掛けてくる迫力に欠けている印象を持ちました。




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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

『凍てついた夜』リンダ・ラ・プラント ハヤカワ文庫HM

2016-02-12

Tag :

☆☆

酒を飲めば、すべて忘れられた。捜査中に少年を誤殺したことへの罪悪感も、それが元で警察を馘になったことも、愛する家族を失ったことさえ……ロス市警の元警部補ロレインは、酒に溺れ、街をさまよい、ついには売春婦に身を落とす。が、六年後、連続殺人事件に巻き込まれたことから、彼女は人生をやり直すことを誓う―どん底まで落ちた元女性警部補の、自己再生を賭けた捨て身の戦い。心を熱く揺さぶるハードボイルド 内容紹介より



シリーズ第一作目の本書は著者の初めてのミステリ作品だそうです。
家庭や仕事のストレスから酒を飲み始めたヒロインは、パートナーだった刑事が殺されたことでさらに酒に溺れ、ついに丸腰の少年を誤って射殺してしまう事件を起こし警察の職を追われ、社会の底辺に堕ちていきます。そんな彼女が居候先の元アル中患者の女性の助けを借りて、酒の誘惑と戦い、自身も被害者になりかけた連続娼婦殺人事件の犯人を追うという物語です。
作者は脚本家出身なのでストーリー運びにそつが無く、630ページあるにも関わらず内容にダレた箇所もさほどなくすらすらと読めました。ただ、再生物語については意表を突くような展開にはならず、やや物足りなさを覚えました。しかし、それ以上に気になったのは、ミステリ部分のあっけなさであり、付け足したかのような冗長な最後半部分です。犯人と対決する取調室でのシーンは何の捻りもなくスリリングさもなく終わり、しかもそのパターンが二回も繰り返されるという芸の無さでした。




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テーマ : 推理小説・ミステリー
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『凍てついた墓碑銘』ナンシー・ピカード ハヤカワ文庫HM

2016-02-08

Tag :

☆☆☆

17年前に吹雪の夜、雪におおわれた放牧地で若い娘の全裸死体が発見された。娘は身元不明のまま墓地に葬られたが、その事件は三人の若者の人生を大きく変えてしまった。死体を発見した保安官の息子、それを目撃した判事の息子、そして彼の恋人だった医師の娘……月日は流れ、ある出来事をきっかけに止まっていた時計の針が動き出す。小さな町の人間関係に埋もれた事件の真相とは?アガサ賞、マカヴィティ賞に輝いた力作 内容紹介より



娘の遺体が発見された17年前の事件、生前の彼女と関わった者、事件のせいで引き裂かれた関係、過去と現在を行きつ戻りつ語られる物語の構成は手堅く、関係者によって密かに葬られた謎も興味深く、親友や恋人たちなどの登場人物の心理も丁寧に描写されていると思います。しかし、事件のために心ならずも町を去らなくてはならなかった人物が17年後再び戻ってきた後半部からなにやら話はハ○レクインみたいなラブロマンス風味をおび始めてとたんに弛くなったような気がしました。クライマックスの部分で若干持ち直すものの、明らかになった事件の真相は見当を付けていたとおりで予想外の驚きは感じませんでした。身元不明の娘の墓をお参りすると、病気が治るという噂が町の住人たちの間で広まっている、という設定は面白い味付けだと思いました。




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『スノーマン』ジョー・ネスボ 集英社文庫

2016-02-05

Tag :

☆☆☆☆

オスロにその年の初雪が降った日、一人の女性が姿を消した。彼女のスカーフを首に巻いた雪だるまが残されていた。捜査に着手したハリー・ホーレ警部は、この10年間で、女性が失踪したまま未解決の事案が、明らかに多すぎることに気づく。そして、ハリーに届いた謎めいた手紙には〈雪だるま〉という署名があった……。全世界でシリーズ累計2000万部、ノルウェーを代表するミステリー作家の傑作。 内容紹介より



本書はシリーズ七作目であり、内容に第一作目の『バット 神話の殺人』にふれている箇所があるので、出来れば第一作目を先に読んだほうが良いかもしれません。ジャンルとしては警察小説に入るのでしょうが、マクベインの八七分署シリーズよりマンケルのクルト・ヴァランダー警部シリーズに近く、警察組織全体より一匹狼的な警察官の(かなりヒーロー化した)活躍が目立ちました。粗が気になった第一作目と比べるとプロットやストーリー展開ともに格段に上手くなっていて、伏線も巧妙に張られている印象です。第一作目で煩わしく感じた元恋人に関する話題もその本人が登場して絡んでくることで物語に捜査以外のエピソードを与えています。難点を上げるとしたら、真犯人を突き止めるまでに三人の容疑者が疑似餌のごとく読者の目の前に垂らされる訳ですが、これみよがしであって一人はそこまで必要ないし、この繰り返しのパターンはもっと工夫が必要かなと思いました。

『ザ・バット 神話の殺人』




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『雪どけの銃弾』デイナ・スタベノウ ハヤカワ文庫HM

2016-02-01

Tag :

☆☆☆

地方検事局の元捜査官ケイトの住むアラスカの村で、九人もの被害者を出す大量射殺事件がおきた。即日犯人は逮捕され、一件落着かと思われたが、数日後、被害者の一人リザだけが違う銃で殺されていたことが判明した。検事局の依頼で調査を始めたケイトの前に、生前のリザの虚飾に満ちた実像が明らかになってくる。しかし、調査の間隙をついて新たな殺人が!アメリカ探偵作家クラブ賞受賞作『白い殺意』に続く注目の第二弾 内容紹介より



自然描写に加え、今回、原住民による死者を悼む伝統儀式が描かれ、第一作と同様に作者のルーツであるアラスカへの強い思い入れが感じられる作品になっています。しかし今回は前作で全面にでていた様々な対立構図はさほど表れず社会的なテーマ性はかなり薄い気がしました。本書では大量殺人事件の犠牲者の一人とみられていた奔放で気まぐれな女性と地味で目立たないその姉の関係に焦点が当てられています。大量殺人犯の視点から始まる冒頭の場面から、主人公とのじわじわとスリリングでサスペンスフルな対決シーンが用意されているのかと思っていたら、かなりあっけなく事件が収束してしまう流れには一杯食わされました。それから犠牲者の一人が異なる銃で射殺されていたという驚きを持ってくる構成が効いています。主人公とよりを戻した元恋人、そしてもう一人の男性による擬似三角関係の場面には、女性作家はこういうシーンを書かずにいられないんだろうなという思いがするのでした。

『白い殺意』




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